講演会: 2010年4月アーカイブ

「ホロコーストとイスラエルを考える」シンポジウム


 日本ではイスラエルというと「アンネの日記」が広範な読者層を獲得していることもあってすぐにホロコーストを思い浮かべる。ヨーロッパの反ユダヤ主義の帰結としてのホロコーストの犠牲の上に成り立った国だというイメージである。他方で、犠牲者であったはずの国家の軍隊が
200812月末、ガザを攻撃し、1400人 を超えるパレスチナ人が亡くなった。イスラエルは国際的非難にもかかわらず、その後も「自国の安全のため」だとして、その攻撃的姿勢をまったく崩そうとは していない。イスラエルは「対テロ戦争」を遂行するためには手段を選ばないのである。最近もハマース幹部がドバイで暗殺され、偽造旅券を所持したモサド工 作員が逮捕されたと報じられている。いまやイスラエル・イメージは分裂し、場合によっては衝突さえしている。ヨーロッパで生まれた反ユダヤ主義とシオニズ ムがホロコーストという悲劇を介してどのようにパレスチナという中東地域の問題になったのか。そして「ユダヤ人国家」イスラエルはこれからどこに向かうの か。今こそイスラエルという国を考えてみたい。そのため、このシンポジウムをさまざまな立場から自由かつ活発に議論できる開かれた場にしたい。
 ヤコブ・ラブキン・モンレアル大学教授が、その著書『トーラーの名においてシオニズムに対するユダヤ教の抵抗の歴史』(菅野賢治訳)が平凡社から出版される(
3月末、定価5670[税込み])のを機に、再び来日する。教授はこれまでユダヤ教ラビの立場からシオニズムを内在的に批判する発言を行ってきた。シンポジウムでは著者とともにイスラエルという国が存在する理由をさまざまな角度から議論してみたい。


【日時】
2010年4月18日(日)13300-1730
【場所】明治大学(駿河台キャンパス)リバティタワー 1階教室

【内容】
第1部「シンポジウム」 
1330-1530
芝健介 (東京女子大学教授 ナチズム、ユダヤ人問題史)
山口里子 (日本フェミニスト神学・宣教センター 共同ディレクター)

岡真理 (京都大学教授 現代アラブ文学、パレスチナ問題)
徐京植 (作家、東京経済大学教員 人権とマイノリティ
司会:鵜飼哲(一橋大学教授 フランス文学、現代思想)


第2部「講演」
1600-1730
ヤコブ・ラブキン(モンレアル大学教授)
「著者からのメッセージ」(英語/通訳あり)

【料金】無料

【主催等】
主催 『ホロコーストとイスラエルを考える』シンポジウム実行委員会

共催 明治大学軍縮平和研究所
協力
問い合せ・連絡先  shalomsalaam2010@hotmail.co.jp 
03-3296-2292(明大軍縮平和研究所)

【詳細】早稲田大学イスラーム地域研究機構

 


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