時事問題の最近のブログ記事

在京アラブ各国大使館の主催による第1回「アラブの日」レセプションが、東京・大手町のパレスホテルで開催された。
アラブに関わる各界の関係者が顔をそろえたが、この種のパーティの中では、政界関係者が多かった。河野洋平・衆院議長を筆頭に、常連の小池百合子氏をはじめ、猪口邦子、河野太郎、逢沢一郎、松浪健四郎の各議員らや、飯島勲・元首相秘書官らが舞台前にずらり顔をそろえた。非アラブでは、このほど着任したアッバス・アラグチ駐日イラン大使の姿が目を引いた。
司会は、カフェバグダッド・トークショーのゲストにも来ていただいた、アルモーメン・アブドーラ氏。アラブ音楽は、ル・クラブ・バシュラフ(の皆さんだと思いますが・・・=写真)の面々。
後援の日本アラブ協会の岡部敬一郎会長(コスモ石油会長)もあいさつ。岡部会長が寄せた祝辞によれば、「アラブ・デーは今後、セミナーや芸術の紹介も計画」しているとのこと。どんな活動をこれから展開していくのか、期待したい。

ちなみに、在京アラブ外交団(Council of Arab Ambassadors and heads of Missions in Tokyo)の構成国は、順不同で、エジプト、モロッコ、モーリタニア、イエメン、ヨルダン、アラブ首長国連邦、バーレーン、チュニジア、アルジェリア、ジブチ、サウジアラビア、スーダン、シリア、ソマリア、イラク、オマーン、パレスチナ、カタール、コモロ、クウェート、レバノン、リビアの22か国。

カフェバグダッドに関してはこちらを参照。


案内をいただいたイベントの紹介です。
ヨルダンの歴史・文化を紹介するイベント「ヨルダン?砂漠の王国」が14日、栃木県小山市で開かれる。NGO「ジョルダンバレー・グリーンフォーラム」が主催。ヨルダンの歴史・文化に関するビデオ上映や、サミール・ナウリ駐日ヨルダン大使の講演と質疑応答がある模様。会場は、JR小山駅西ロブレ6階の小山市生涯学習センター。参加費は500円。同センターで同時に「ヨルダン物産展」も開かれるという。

問い合わせは、電話0285(23)0905
電子メール jordan@ngoyama.com
まで。
(写真は、映画「アラビアのロレンス」の舞台・ロケ地として知られるヨルダンのワディー・ラム)


外務省所管の独立行政法人「国際交流基金」が、オフィシャルブログを開設していたようだ。今年9月からスタートしていたらしい。「基金」は、今年4月に「アラブ映画祭」を開催するなど、中東の文化紹介にも力を入れている。

国際交流基金ブログ

執筆者は、同基金の「若手職員」で、「ジャパンファウンデーションのことをより多くの方に知ってもらうために生の情報発信をすると同時に、国際交流の楽しさや面白さを読者のみなさんと一緒に発見して行くこと」を狙っているようだ。

「サポーターズクラブ」の開設など、最近広報部門へのてこ入れを図っている同基金の新機軸のひとつか。


パレスチナで作られる唯一のビール、「タイベビール」が、近く日本への輸出を始める、と時事通信が報じた。6月20日付東京新聞に記事が掲載されている。
記事によると、当面は月間7200本を出荷、「売れ行きが好調なら、出荷を増やす予定」(記事)だという。記事によれば、タイベビールは「芳醇な味わいで、日本での試飲会でも好評を博した」という。
タイベビールは、ヨルダン川西岸のタイベ村に工場があり、経営者はキリスト教徒。酒に禁忌のないキリスト教徒も多く住み、世俗的空気が濃い西岸ラマッラなどでは、商店で普通に売られている。東エルサレムのアラブ・レストランでビールを頼めば、普通に出てくるのが、このタイベビールだ。
筆者も大ファンで、すっきりした味わいながら、後味にほんのり甘さが残る繊細なビールだ。経営者のナディム・ホーリーさんは「パレスチナの経済的自立に役立つのも確かだが、品質面でもこのビールを選んでほしい」と話しているようで、味にも自信を持っているようす。

タイベビール英語サイト


先日のカフェバグダッド第5弾においでいただいた師岡カリーマさんが、ニューズウィーク日本版最新号(2005.6.22号)に、「この『野菜サラダ』が私たちを悩ませる」と題したコラムを書いている。
 カリーマさんを悩ませる「野菜サラダ」とは、ベーコン入りのサラダのこと。イスラーム教徒であるカリーマさんは、豚肉を食べない。が、日本の野菜サラダや、魚介パエリアに、ベーコンが入っているケースがあるという。「日本人はよほどベーコンが好きなのだろう」とカリーマさん。
さらに「豚を食べない人間の苦労」として、豚脂を使った乳化剤、ゼラチンが、食品に含まれていないかどうかの確認作業を挙げる。あるサプリメント商品の成分について、メーカーに直接問い合わせたが、情報開示を拒まれた経験を紹介しつつ、「(食品に)もっと詳しく原材料を表示してくれたらどんなに助かるだろう」と、カリーマさんは語る。

カリーマ・コラム第一回についてはこちら

(写真は、カフェバグダッド第5弾でアラブ音楽について語る師岡カリーマさん)


昨年10月の台風の日、カフェバグダッド第2弾ゲストに登場した写真家、村田信一氏が、6/13付の朝日新聞夕刊一面の企画「ニッポン人・脈・記」の「ベトナムの戦場から」初回に写真入りで紹介されている。

当該記事

ベトナム戦争報道でピュリッツァー賞を受賞した米UPI通信記者の酒井淑夫氏(故人)の写真にからめて。記事によると、村田氏の脱帽する一枚が酒井氏の「より良きころの夢」。戦場の弾をくぐる日々を経て「銃後にも膨大な光景があるのだ」と感じた村田氏の写真論と重なる作品なのだという。
それにしても、この記事、「ベトナムの戦場から」といいながら、登場人物はイラク戦争を撮ったジャーナリスト綿井健陽氏と村田氏。企画の初回として、ベトナム戦争「報道」がいかに現在の「戦争報道」とつながっているかを表現したかったのだろうが、村田氏が現在、「報道写真家」「フォト・ジャーナリスト」という肩書を嫌っていることなどを考えると、こうした企画の立て方にやや違和感も覚える。
(写真は、2004年、イスラム教シーア派聖地カルバラで撮影する村田信一氏)


さて、シリーズの最後に、万博訪問の前日、名古屋市内で味わった「名古屋料理」を紹介したい。まず、名古屋B級グルメの代表格といわれる「あんかけスパケティ」の有名店「スパゲティハウス ヨコイ」 。
ぐるなび情報
我々が試したのは、錦店。午後一時過ぎに入ったが、ほぼ満員の盛況ぶり。人気メニューと見られる「ミラカン」は、独特の太麺に、魚肉ソーセージやタマネギ炒め、デミグラスソースのような「あん」がかかっている(写真)。太麺がやや固く、デミグラスソースが、薄味でスパイシーなことなどに違和感を覚える。「変わった食べ物だな」と思ったが、翌日、不思議なことに、「また食べたい」という感情がわき上がった。

あんかけスパのあらまし(Xylocopalさんのブログ)
ナゴヤスローライフ


さて、その夜。名古屋在住S氏の案内で、鳥料理の名店「鳥久」へ。名物八丁味噌をつかった鳥鍋(写真)にトライ。
楽天トラベル「鳥久」
注文したのは、確か、一人6000円程度の鳥鍋コース。どろりとした液体味噌で満たされた小ぶりな鍋に、名古屋コーチンや野菜を、和服姿のおばさんが手際よく投入してくれる。前菜には、砂肝やささみの刺し身や、串焼き。古めかしい建物や、窓から見える掘川の眺めも風情がある。


「鳥久」の前に、堀川沿いにある中華料理店「CHINA 5゜」では、食前酒のビールを飲んだ。店名は、明らかに有名香水「CHANEL 5゜」のシャレである。店の雰囲気はおしゃれなバーといった感じ。


翌日、列車で万博会場に向かう前、JR名古屋駅前地下街で食べたのが、名古屋名物「喫茶店モーニング」の定番とされるあずきトースト。朝から甘いもの?という向きもあろうが、これは、文句なしにおいしい食べ物であった。


万博訪問余話として、会場内のレストランなどについて少し。会場を歩き回り、ノドの渇きを覚えた昼下がり、ベルギー館内にあるカフェレストランを訪れた。
公式HPベルギー館
カウンターに座り、ベルギービールの華、ともいうべき「ランビック」を飲もうと、女性店員に尋ね、紙包装のリーフマン・クリーク(写真)を注文。女性店員は、ベルギーから来たといい、北部の美しい街、ブリュージュのレストランに勤務しているという。甘酸っぱいさわやかな味わいに、パビリオン疲れも吹き飛ぶ。だが、値段が2300円(確か)と結構な値段で、それより安いラガービールなどを頼んだ名古屋在住S氏などから、冷たい視線を浴びる。


すでに紹介したイエメン館には、二階にレストランがあり、サルタというイエメンのスープと、ターメイヤ(そら豆のコロッケ)などがあった。我々は、同じ階のじゅうたん敷きの休憩室で出会った、ダンサーのファトマさんにごちそうしてもらったので、価格は分からない。味は、そうわるくなかった。
ドイツ館二階のビアレストランにも寄った。給仕が、男性は全員ドイツ人、女性には日本人がいた。ソーセージ盛り合わせ(長いのが2本とマッシュポテトなどのつけ合わせ)は2600円で、いくらなんでもたかいだろ、と思ったが、雰囲気は悪くなかった。


北ゲート近くには、東京・神楽坂のトルコ料理「ソフラ」がレストランを開いていた。
公式HP「ソフラ」
店の入り口横では、トルコ名物の伸びるアイスクリーム、ドンドルマや、ドネルケバブが売られ、日本語のドンドルマのテーマ曲(?)が景気づけに威勢良く流れていた。筆者は、ケバブサンド(ドネルではなく、羊の正肉のほう)を食べた。値段の700円は、万博ならそんなものか、と思ったが、肉は固く、イマイチだった。トルコビールも売られていたが、筆者の好きな「エフェス」はなく、別の銘柄を試した。



ヨルダン館の売りは、ヨルダンとイスラエルにまたぐ塩湖「死海」の水のプール。申し込めば、2000円で「浮遊体験」もできる(写真)。死海には何度かいったことがあるが、浮遊体験もさることながら、そこら辺にある泥を体に塗りたくり、甲羅干しをする究極のエステが面白い。海抜下約400メートルの死海周辺は、ほぼ常夏で、中東で温泉気分のを楽しめる数少ないスポット。
パビリオン内には、死海岸のリゾートホテルにあるような、泥美容の「エステサロン」も作られていたが、見学者から丸見えの場所での「施術」は、受けるのにやや勇気がいりそうだ。死海は、唯一の水源であるヨルダン川の水量減少で急速な水位低下が問題になっているが、筆者が見た限りでは、展示に、そうした「死海の危機」に関する言及はなかった。他に興味深かったのが、配られていた地図。イスラエルと書かれていた文字が黒インクで消されていたこと。


トルコ館は、木材を使った伝統的イスラム建築様式というふれこみで、アラビア文字のカリグラフィー(書道)や、トルコの古代建築物、イスラム神秘主義(スーフィズム)の踊りの映像など。「建国の父」ケマル・アタチュルク以来、世俗主義を国是とするトルコにしては、イスラム色が強いという印象。現政権が、エルドアン首相率いるイスラム政党「公正発展党」であることと、なんらかの関係があるのだろうか。

公式HPトルコ館
公式HPチュニジア館
公式HPヨルダン館


チュニジア館(写真)は、予想通り、国内のローマ遺跡で大量に出土しているモザイク画を中心とした展示。結局各国館ともおおむね、観光的観点で「ウリ」のものを展示しているという感じ。チュニジアのモザイク画は、首都チュニスのバルドー美術館を訪れたことがある人はそのすばらしさに驚嘆するが、多くの人には、あまりなじみがないのかも知れない。アラブ各館の中でも館内がもっとも静かで閑散としている、という印象だった。


北ゲート近くに並ぶ中東関連館は、サウジアラビア、イラン、カタール、イエメン。イラン館は、「じゅうたんとチャイハネ(喫茶店)」。入り口に、愛知万博のために織ったと見られる特製じゅうたんが壁に張られている。中に入っても、じゅうたん、じゅうたんの嵐。数百万の高級品が並び、まあ、やはり、イランが世界に誇るものの第一なのだなあ、と思う。カフェバグダッド第4弾で「イラン映画と詩の蜜月」をテーマに映像トークイベントを行ったから言うわけでもないが、そうした文化的側面の紹介があってもよかったのでは。

愛知万博公式HP


イラン館の一角には、やはりイランが誇るチャイハネが設置されていた。一杯200円だが、イスに腰掛け、じゅうたんをながめれば、それなりの風情はある。


サウジアラビア館の壁面には、首都リヤドの高層ビル群や砂漠などが描かれている。内部の展示では、「パノラマスクリーン」でのサウジアラビアのあらましプロモーションビデオが結構面白かった。学校での子どもたちの服装が、伝統衣装ディシュダーシャではなく、かなり西洋風だったのを見て、へえ、と思った。


もう一つ、サウジアラビア館にて。「メッカのカアバ神殿の四方を覆う布」と解説されているキスワ。まさか本物ではないと思うが。


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