2012年2月アーカイブ

イランは暑い国、と思っている人もいるだろうが、標高1000メートル以上にある首都テヘランは、冬は雪もふり、ざっくり言って東京より寒い。町の北方にそびえるアルボルズ山脈は晩秋には冠雪し、冬の訪れを実感させる。

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 大気汚染では世界有数といわれるテヘラン。特に、冬は、排ガスや工場の煙などの汚染された大気が滞留して霧がかかったようにかすむ日も多かった。雨や雪の翌日などには、山々がくっきり見える日もあった。
  半端じゃない夏の暑さも印象的だったが、冬のしびれるような朝の冷気は、皮膚で覚えているテヘランの記憶だ。 

ごぶさたしております。昨年春に日本に戻ってきました。遅ればせながら、イランの体験などをこのブログに、少しずつアップしていきたいとおもいます。

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写真は、イランから連れて帰ってきたネコです。にゃーこといい、推定1歳?半。テヘランの家の近くにいた野良猫でした。イランの拙宅で4か?月ほど過ごしたのち、ウィーン経由で日本に入国。成田の動物検疫?所で5か月近く過ごしたのち、昨年9月自宅に迎えました。ペルシ?ャのネコだけにバターが好きです。チェロキャバブはあげたことは?ありません。ダルビッシュ投手や、サヘル・ローズさんのように、?日本で花をさかせてくれればいい、と思っていますが。

イギリス映画の社会派の巨匠、ケン・ローチ氏の作品について、このブログの中東映画カテゴリーで書くことになるとは思わなかった。イラクで活動する民間軍事会社の暗部をえぐる「ルート・アイリッシュ」。ルート・アイリッシュとは、バグダッド国際空港と市中心部を結ぶ道路の別称で、映画では、「世界で最も危険な道路」と紹介される。

先日、知人に誘われて、この作品の試写会に行ってきた。カンヌ映画祭グランプリを受賞した「麦の穂をゆらす風」以来のケン・ローチ作品鑑賞である。

私が、初めてみたケン・ローチ作品は、1990年代後半に、東京の映画館「早稲田松竹」で鑑賞した「ケス」だった。少年の目を通じてリアルに描かれるイギリス社会に興味をひかれ、その後数年、イギリスにはまったのもこの作品がきっかけだった。

今春公開される「ルート・アイリッシュ」の詳細なストーリー紹介は、ここでは避けたい。「ケス」と同様、作品の結末にが、ケン・ローチが作品で常に示し続けている世界観のようなものが現れている気がする。正義を求めてもそれが報われることは多くない。現実にハッピーエンドはそうそうない。過酷な現実をこれでもかと示すことで、ケン・ローチは、人生というものを描こうとしているのだろう。

映画に重要な役どころで登場するタリブ・ラスール氏は、役柄の通り、アラブの弦楽器ウードを演奏するイラク人音楽家だという。クルド人のようだ。

 


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