2008年8月アーカイブ

アラブ世界で、「シーシャ」「アルギーラ」などと呼ばれる水タバコは、ここイランでは、「ゲリユーン」(ペルシャ語)と呼ばれる。日暮里にあった水タバコカフェの名前「カリユン」も、これに由来する。テヘランの水タバコカフェについて、ほとんど予備知識のないまま、やってきたが、まず、ここは、エジプト・カイロのように、街をぶらぶら歩いていれば、容易に水タバコカフェにでくわす、といった環境にはないことをすぐに悟った。

テヘランの代表的繁華街である、「フェルドーシー広場」や「ヴァリエ・アスル広場」周辺であっても事情は同じ。タクシー運転手に聞いたり、歩き回ったりして、ようやく発見する、といった具合である。写真は、ヴァリエ・アスル通りにある「ジャム」なる店。「レストラン」と銘打っていた。イランの名物料理「アーベ・グーシュト」なども供するようだ。




ただ、こうした市内中心部にあるカフェは、どうもぱっとしない印象だ。地下にある店も多く、暗く、古めかしすぎる。むしろ、水タバコの「楽園」は、郊外にある気がしてきた。テヘランの北方にそびえるアルボルズ山脈の麓には、いくつかの峡谷があり、それに沿って、避暑地的な行楽エリアがある。「ダルバンド」「ダラケ」など。写真は、「ダラケ」の峡谷を徒歩で少しあがったところにあったカフェ。店名は確かめるのを失念した。実際に試したのは、ここからさらに谷をのぼったところにあったカフェだったが、ここ「ダラケ」は、屋外の陽光とそよかぜのもとで水タバコを楽しめる格好の場所でもあったのだ。ちなみに、市内のカフェではほとんど見られない女性の姿も、ここでは普通に目にすることができる。ただし、どうやら、カフェで女性が水タバコを吸う行為が、最近当局の取り締まり対象になっており、閉鎖された店もあるようだった。

ダラケの難点は、市中心部から、やや遠いこと。殺人的な交通渋滞を考慮すると、最低でも車で一時間をみておかなければいけない。「楽園は、遠きにありて思うもの」ということにならなければ、いいのだが・・・


一身上の都合により、イラン・テヘランに引っ越すことになりました。
次回のブログは、イランからアップすることになります。

カフェバグダッドが行ってきた活動は、基本的に今後も続けていこうと考えています。今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

イランで、「カフェ・バグダッド」というのは、どうよ、という声もあるかと思いますが、テヘランと、イラクは、物理的にも心情的にも、距離は近いのではないかと思います。これまで通り、アラブ世界にも目配りをしつつ、ペルシャ世界の深淵にも踏み込んでいければ、と思っております。

ペルシャ語で、ゲリユンと呼ばれる、水タバコについても、適宜、情報をレポートできればと思っております。

では、さらば、東京。

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