食べ物 Foodsの最近のブログ記事

中東に住んでいると、イスラエルに行って食べる西洋料理がとてつもなくありがたく感じることがある。実際、そのレベルはなかなかのものだと思う。エルサレムのレストラン界で揺るぎない評価を得ている「キャバリエ」は、イスラエルのクオリティーペーパーのハーレツのレストランガイドでも最高評価を得ていたはずだ。これが、キャバリエのビジネスランチのフィレステーキ。イランからやってくるととてつもなくいとおしく思える肉片だ。べつにイランのチェロキャバブがまずい、と言っているわけでは決してないが・・・。


で、ステーキより感動したのが、写真のサラダ。サラダ菜にロックフォールチーズが鰹節のようにかかっていて、クルミがのっかているだけ、といえばだけなのだが、なんともセンスのいい前菜であった。


えい、ままよ、と、もう一軒、「アルカディア」なるレストランにも足を運んでしまった。今や「キャバリエ」を抜いた、と評判らしい。写真は入り口の門。小道の奥にある隠れ家風のセンスのいい店だが、個人的には、「キャバリエ」が上かな、と思った。


最後に。意外にあなどれなかったのが、イスラエル南部スデロット近くのドライブインみたいこぎれいなレストランで食べたサーモンステーキ。ただ焼いたものに、レモンをかけて食べる、というシンプルなものだったが。イランで魚に飢えている、ということも多分に影響している、とは思われるが・・・。


パレスチナの味覚

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5年ぶりというと、イスラエルおよびヨルダン川西岸を訪れたのもそうだった。久しぶりにアラブの食を満喫。というか、イランからアラブ世界に来ると、何でもおいしく感じてしまうから不思議だ。写真は、パレスチナというかアラビア半島を代表する肉の炊き込みご飯「マクルーバ」。東エルサレム郊外イサウィーヤ村の知人宅で。


こちらは、ヨルダン川西岸ラマッラの食堂で食べたケバブ。エジプト式でいうとコフタという羊肉の挽肉を使ったもの。イランのチェロキャバブに慣れると、ご飯がないのがやや物足りなく感じてしまうが。


ヨルダン川西岸のレストランの特色というと、主菜の前にいくつかの小皿の前菜(メッツア)がテーブルに並ぶという点か。レバノン料理と同じだが、ピリ辛の「トルコ・サラダ」と呼ばれるサラダは、西岸独特のような気がする。ケチャップ色の皿がそれ。同じような味のものはトルコにもあった気が。オスマン朝の遺産なのだろうか。


ヨルダン川西岸のパン(ホブズ)は、主に写真のような白い円形のもの。エジプトでは、アエーシュ・シャーミーと呼ばれる。シャーミー(シリア式)と呼ばれるぐらいだから、パレスチナを含む大シリア(シリア、レバノン、ヨルダンなどを含む東地中海地域)が本場なのだろう。


これは、初めて食べたが、なんという名前か分からない。アラブ式ピザ?。でも、実はパレスチナに行くと楽しみなのは、写真の右上に写っている唐辛子のピクルス「フェルフェル・マクブース」。イランやエジプトにも似たものがあるが、パレスチナのものは、肉厚で、断然うまい。東エルサレムの知人宅で。


神戸・長田にエジプト料理店がオープンしたようですね。「カフェダイニングジーナ」という店のようですが、神戸新聞のネット版に紹介されていました。

神戸新聞記事

カフェバグダッド第8弾が行われた3月25日、東京・目黒区のエジプト大使館で、「駐日アラブ大使夫人の会」が主催する「アラブチャリティバザー」が開かれた。
カフェバグイベント前に、筆者も会場をのぞいた。今年で8年目というが、初の訪問というか、イベントの存在自体を知らなかった・・・。大使館のホール内には、アラブの工芸品などを展示する各国別のブースが、ホール入り口の屋外には、アラブ各国の料理を販売する屋台が並び、アラブ世界へ行っても、こんな場所はありえない、という壮観だった。
工芸品は、その国に行ったことのある者には、さほど珍しくはない一般的な品が並んでいたが、アルジェリアのブースでは、首都アルジェあたりでも、そうそう手に入らないのでは、と思われるおしゃれなキリムなどが売られていて、目を引いた。
屋台コーナーのバラエティは圧巻。筆者は、イラク南部で食べた「ドルマ」(マハシとも呼ばれるブドウの葉でご飯を巻いたもの)と、アルジェリアワインをチョイス。久しぶりにアラブ飯に郷愁を感じた。





「売り子」には、アラブ美女も多数。写真は、4月から新シリーズがスタートするNHK「アラビア語会話」で、講師師岡カリーマさんによるインタビューが放映されるレバノン人人気アイドル歌手ナンシー・アジュラムに似ていると、筆者が感じた女性。写真にポーズをとってくれました。


ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区で製造されている「タイベ・ビール」の販売が、ついに日本国内でも始まったようだ。
10月1、2日の両日、東京・日比谷公園で開かれた国際協力イベント「グローバルフェスタ」に出店していた民間活動団体「パレスチナ医療協会」のブースで、一本500円で販売されていた。(写真)

「セーブ・ザ・オリーブ・プロジェクト」を行うパレスチナ・オリーブというパレスチナ産品販売などを手がけるフェアトレード団体が、「パレスチナ医療協会」に委託して販売していたようだ。

「セーブ・ザ・オリーブ・プロジェクト」ブログ

カフェバグの過去記事

タイベビールHP

日本では、ザ シャンパンハウスという東京・大田区の会社が発売元のようだ。
一本税込み399円。
ザ シャンパンハウスのページ


最近の日本の「ジンギスカン・ブーム」では、確か、冷凍技術の発達などで、日本に届く輸入羊肉の鮮度が上がったため、「羊肉の臭みが減った」ことも強調されていたはず。
ペルシャ湾岸地域に広く見られる「カブサ」と呼ばれるご飯の上に羊丸焼きを載せた食べ物の場合、調理直前に羊を屠るので、鮮度問題の枠の外である。だいたい、「羊肉のくさみ」とは、どんな味・香りのことをいうのか、よく分からない。いわゆる羊の「乳臭い」(ヨーグルトっぽい?)味のことを言うのだろうか。少なくとも、湾岸地域で食べる、羊丸焼き系の料理に関していえば、そうした乳臭さも感じず、むしろあっさりした味、という舌の記憶があるのだが。
(写真は、アラブ首長国連邦の一首長国フジャイラの合同結婚式の宴で出たカブサ。写真をクリックすると拡大画像が見られます)


愛・地球博(愛知万博)のエジプト館のウリ?は、カフェらしい。

ブログ 「世相を斬る!」

の浅田龍之介氏が様子をレポートしている。
なんと、エジプトが誇る大衆料理コシャリもあるようだ。久しぶりにシャッタ(唐辛子ソース)をたくさんかけて食べて、胸焼けしたい気分になってきた。

コシャリの作り方

浅田龍之介氏によると、そのカフェの「メインはコシャリとなぜか“エジプトカレー”」。カレーって何だろう?ギザのピラミッド近くにある高級ホテル「メナハウス・オベロイ」内にあるインド料理店のカレーなのか?あるいは、カイロの新興繁華街モハンデシーンにあるインド料理店「カンダハール」のカレーか?あるいは、カイロ・ザマーレクの韓国料理店ハナの昔ながらの小麦粉っぽいカレーか?

(写真は、カイロ・ザマーレク地区のカフェ)


アラブ(特にエジプト)を象徴するものって、何だろうか。
一つを選ぶとして、マクハー(アラブ式カフェ)を選んだことが、このブログの名前につながったことは否定できない。
同好の士というわけでもないが、かなり共感を持てる米国人によると見られるブログを見つけた。やや、米国人らしい陥穽にもはまっているが、興味深いアラブ文化論でもあるので紹介する。
Shisha and Shawerma
その名も、「シーシャ(水タバコ)とシャワルマ(ケバブ)」というこのブログ、昨年九月にエジプトの首都カイロ暮らしを始めた米国人(と見られる)男性Tom Gara氏が開設したものらしいが、彼は、水タバコとシャワルマが、「エジプトの生活を象徴する」と断言する。母国などと比べ、エジプトは「奇異だ」とトム氏は言うが、その奇異さを象徴するのがこの二つだ、とも言う。
9月6日付ブログ記事「Why Shisha and Shawerma? 」で、Tom Gara氏は、「アルコール飲料がない時、パブやクラブの代わりになるものは何ぞや」と問題提起する。
彼の答えは「友よ、それはシーシャ」。「(アラブ世界以外で)アルコールが占める社会的場所を補って余りある」とまでほめあげる。その上でトム氏は、シーシャ(人気)から分かる「エジプト社会と価値観」として、以下を指摘する。

(1)政府の国民の健康への無関心
(2)奇妙な宗教的解釈
(3)いまいましいほどの暑さ
(4)エジプト人のうわさ好き
(5)カフェの男性独占

彼はまた、シーシャという音の響きがいい、という。「もし、それが、ターメイヤ(そら豆のコロッケ)と呼ばれていたら、ブログの題名には使わなかっただろう」。

次にシャワルマについて、彼は「シャワルマ(トルコのドネルケバブを含む)は、中華料理、ピザに次いで、あなたが想像しうる最もグローバルな食べ物だ」と主張する。「パンに挟み込まれた、円錐形の肉塊からそぎ切られた肉(シャワルマのこと)が、酒を飲んだ後や夜食の選択肢に入っていない場所は世界にない」のだという。確かに、東京でも最近目立つなあ。
「シャワルマはグローバリゼーションだ」。トム氏は言う。まあ、これは、グローバル化信奉者のほめ言葉か。
それにしても、彼のエジプトのシャワルマへの入れ込みようは、ハンパじゃない。「経験から私は自信を持って言う、エジプトのシャワルマは、世界一だ」「肉のにおいは芳しく、味わえば、天国に昇るよう」「私は、エジプトのシャワルマ・スタンドが家の中にあればいいと思う」。この部分については、賛同しかねる。うまいシャワルマは、レバノンか、パレスチナ・ガザ地区にある。
彼の最近のお気に入りシャワルマは、「ライスが添えられたにんにくソースをつけた肉(羊か鶏)をパンにはさんだ」ファッタ・シャワルマだ、といい、「シャワルマは、いろいろな方法で食べられるが、奇跡的なのは、そのどの方法でもおいしいということ」と、手放しのほめようだ。

たまたまか、去年の6月、このブログにこんな記事を書いた。
シャワルマ??アラブのファストフードの王様

フランス・マルセイユのシャワルマ屋
ニューヨークのシャワルマ(ドネルケバブ)屋

(写真は、バグダッドのシャワルマ屋。cカフェバグダッド)



子羊の味

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イスラム教の聖なる断食月ラマダン中の2003年11月の夕方、イラク南部サマワのある部族長宅で行われたイフタール(断食明けの朝食)の風景。イラクの羊は、アラブ世界でもその名がとどろく美味で知られる。確かに、一頭丸ごとめしの上に乗った子羊の肉を手でむしりとって食べると、何ともいえない豪快なうまさがある。先日日本で食べた子羊は、イラクで食べた時のような「乳臭い」ような風味はなかった。それはそれでおいしいのだが、イラクの羊がなつかしいような気もした。


「カフェバグダッド」第三弾に彩りを添えるイラン料理店「ラリン」の食事。なぜ、イラン?と疑問に思う向きもあろうが、本カフェの「肝」である水タバコをスムーズに提供できる店が、都内では限られていることをご理解いただきたい。もっとも、イスラム教シーア派聖地を多く抱え、多くのシーア派・イラン人の巡礼者がやってくるイラクに、今後イラン料理屋が出現しても、別に不思議ではない。
今回、皆様にお出しするのは、イラン料理を代表する「二大煮込み」、ホレシュ・ゲイメ(羊肉と豆とラムのトマト煮)と、ゴルメサブジ(羊肉と豆とハーブの煮込み)。ホレシュ・ゲイメは、イランの家庭料理の代表格で、最もイランらしい一品といっても良い。写真は、今夏、米NYを訪れた際、知人に案内されたマンハッタンのイラン料理店「ラヴァーグ」(Ravagh 11 East 30th St. (between 5th & Madison Ave's Tel. (212) 696-0300)で食べたホレシュ・ゲイメ。左奥のの皿の煮込みを長粒米にかけて食べる。
私自身は、去年イラク側クルディスタンの一山超えればイラン領というところまでは行ったものの、イランの土は、はや十四年間踏んでいない。



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