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5年ぶりにトルコ・イスタンブールを訪れた。トランジットで一泊だけだったが、やはり、昔通ったカフェが気になる。金角湾に面したトプハーネと呼ばれるエリアのモスクの横にあるカフェ。界隈は、別名アメリカン・パザリといって、水タバコ(トルコではナルギーレと呼ぶ)カフェ(nargile cafe)が集まっている。その一角の一番道路に近いカフェがお気に入りだったのだが、5年をへて、ずいぶんと様相が変わっていた。店内も外装もリニューアルされていて、壁にかけられた液晶テレビには、トルコ・ポップスのビデオが流れている。写真を撮ったつもりだったのが見つからないのが残念だが、いずれにせよ、5年前の雰囲気はなくなっていた。
携帯電話で撮った写真は、これ


気を取り直して、旧市街へ向かう。イスタンブールに来るとなぜか足が向くアヤソフィアを鑑賞して、トラムの道をベヤジット方面へ。アヤソフィアの対面にあるブルーモスク裏のじゅうたん屋の主人がすすめてくれた、アリ・パシャ・メドレセと呼ばれる水タバコカフェ街(写真上、下)へ。「街」というか、中庭のような場所にカフェがいくつか開店している不思議な空間だ。近くにモスクがあるらしく、夕暮れ時に、アザーン(礼拝の呼びかけ)が聞こえてきて、なんとも理想的水タバコタイム。


アリ・パシャ・メドレセは、かつて行きつけだったトプハーネと比べると客の年齢層が高い印象だ。下町の風情に、なんとも味のある表情と風体のトルコ人たちが、まったく絵になっている。


マガジンハウスの雑誌「Hanako(ハナコ)」の2008年3月13日号に、アラビアンカフェ「レイラ」のオーナー、ムハンナド・アルカイエムさん(記事では、モハンナド・アルカエム)が紹介された。
「みんなの吉祥寺」と出した特集のうち、「ボクらがこの街を愛するワケ」と題した企画で紹介された吉祥寺大好き人間の一人としてだ。「水タバコをくゆらせながら、アラビア料理をいただく。シリア人のモハンナドさんが昨年オープンさせた、小さなカフェだ」と紹介。
 先日NHKテレビ「アラビア語会話」でもおなじみのアルモーメン・アブドーラ氏と話していて、日本でアラブ圏出身者が仕事をする場合、「アラブ」という冠がどうしても必要になってしまう、というようなことを聞いたのだが、モモことムハンナド氏にしても、出身国シリアよりは、「アラブ・カフェ」というくくり方をされてしまうことも多いのだろう。
ただし、今回のHanakoの記事では、シリアの文字が計3回登場。ムハンナド氏は「将来的には、シリアと日本、文化や人が交流できる、アラブ街を作りたいんです」とも語っている。

ちなみに、カフェバグダッドが提唱する、「下北沢アラブ街」は、こんな感じ。


【東京水タバコカフェシリーズ】
レイラ(東京都武蔵野市 電話なし)

吉祥寺駅の公園口を下りて、左の道を歩いて5分ほど。アフリカ料理店のあるビルの地下1階にある。シリアが誇る世界遺産パルミラ出身のモモことムハンナド・アルカイエムさんが開店した店で、ここを拠点にアラブ文化の紹介に意欲を燃やす。

ムハンナドさん作成地図

水タバコは800円。シリア製の柔らかい炭を使用している。ズフラート、バブーネジ、カルカデ、ヘルバなどの各種アラブ・ティーがそろう。ポットで500円。これまで、東小金井のムハンナドさんの自宅で開いていた「アラビアンナイト・イベント」やアラビア語教室も、今後は、この店で行うという。

東京の水タバコカフェ


あす、15日午後6時から、東京・吉祥寺に水タバコが吸えるアラブ・カフェ「ライラ」がプレ・オープンする。
シリア人のムハンナド・アルカイエムさんがオーナー。本格開店は来週からとのことだが、アラブのお茶やドリンク、水タバコを提供する。
それにしても、ここ数年の東京のアラブ料理店、カフェの増加はめざましいものがある。
ネフェルティティ(目黒)からマイ・レバノン(恵比寿)を経て、ルクソール(渋谷)、シーシャ(下北沢)を経て、ライラ(吉祥寺)に至る山手線西側と京王井ノ頭線に沿った「シーシャとアラブ飯の弧」あるいは「アラブ三日月地帯」が出現しつつあるのだろうか・・・。


ムハンナドさん作成の地図はこちら


蔵前仁一氏編集で、最近、季刊化された、バックパッカーのバイブル的雑誌「旅行人」が最新号(2005年秋号)が、「旧市街をさまよう」というタイトルで特集を組んでいる。表紙の写真は、エジプトの首都カイロの旧市街(いわゆるイスラミック・カイロ)にある超有名カフェ「エル・フィシャーウィ」の水タバコの風景だ。

旅行人HP

このカフェのカリスマぶりは、パレスチナ自治区ガザからカイロに遊びに来た女性の友人がカイロに着いて早々「フィシャーウィ」に行かなきゃ、とはしゃいでいたことでも推し量れる。
ページをめくると、カイロ旧市街のほか、イスタンブール(トルコ)、ダマスカス(シリア)、エルサレム(イスラエルが併合)、マラケシュ、フェズ(モロッコ)などの旧市街についての記事が並ぶ。もちろん、思わず購入した。
カイロの記事は、「ある夜、ピラミッドで」の著者、田中真知氏が書いている。モロッコについては、蔵前氏だ。
旧市街、というくくりで特集を組んだ雑誌は、これまで見たことがなく、面白い視点。編集者のセンスが光る。アルジェリアの首都アルジェの旧市街(カスバ)はさすがに取り上げられていないのは、仕方ないか・・・

この特集には及ぶべくもないが、このブログの旧市街関連記事



サウジアラビアなどペルシャ湾岸産油国の大都市では、米西海岸発祥の「スターバックスカフェ」が、すでにかなりポピュラーだ。大きなショッピングモールの中にたいてい入っていて、アラブ民族衣装姿のアラブ人たちが、カフェ談義を交わしていたりする。水タバコなんざあ、当然、ない。


写真は、バーレーンの首都マナマ郊外にあるショッピングセンター「セイフモール」。夏は屋外の暑さとは無縁の場所だし、アメリカ色が強いとはいえ、レストランから衣料品店、理髪店まで至れり尽くせりの店揃えで、昼下がりにぶらぶらするには格好の場所。


サウジアラビア北部の砂漠の真ん中で、サウジ人がサウジの伝統的なやり方でいれたコーヒーを飲んだことがある。炭火で、コーヒー豆と香辛料のカルダモンを炒ったあとで、ポットで煮詰める(写真)。砂糖は加えない。酸味と苦みが刺激的な味だ。いわゆるアラビア・コーヒーと呼ばれるものでペルシャ湾岸アラブ諸国では今もポピュラー。エジプトや東アラブで見られる、粉末コーヒーを煮詰めたいわゆるトルコ・コーヒーとは、まったく別な味がする。日本のおちょこのような小さなカップについでくれ、飲み干すと何度でもお代わりをそそいでくれる。空のカップを小刻みに振るのが、「もう結構」のサインだ。


アルジェリアの首都アルジェのカフェで、水タバコを置いてあるのを見たことがない。アルジェの知人によれば、かつて、政府が禁止した、という。写真は、アルジェの旧市街カスバ内にあるカフェ。なんとなくフランス風である。アルジェリアにイスラム過激派のテロが吹き荒れた1990年代、過激派武装集団の巣窟といわれ、外国人の立ち入りなど論外、とされた場所だが、最近は、そうでもないようだ。


ナセル大統領の追憶

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2002年4月、イスラエルの「西岸大侵攻」で破壊されたヨルダン川西岸ナブルスの街を歩いていたとき、エジプトの故ナセル大統領の肖像写真を見つけた。ナセルの写真を店先などに店先などに掲げられていることは、たまにある。アラブ民族主義を掲げ、アラブ世界の対イスラエル戦争を指揮したナセルは、今でも、多くのアラブ人にとって、アラブが、イスラエルに対等に対峙していた「古き良き時代」への憧憬のシンボルだ。根強いナセル人気は、現代アラブの指導者が、それほどまでに人気がないことの証左とも言える。ナセルに代わるアラブの英雄的指導者になる野心を抱いていたサダム・フセインは、論外にしても、長くパレスチナ解放闘争のシンボル的存在であるヤセル・アラファト・パレスチナ自治政府議長にしても、ナセルのカリスマ性には及ぶべくはない。


ヨルダン川西岸の夜

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ヨルダン川西岸の町、ベイトハニーナにあるマクハー(アラブ式喫茶店)。店は二つに分かれている。大画面テレビが置かれた、テレビで音楽番組などを見ながらぼーっとする部屋、もう一つは、雀卓ならぬトランプ遊びようの四角いテーブルが並ぶ遊技用の部屋。2000年秋から始まった第二次インティファーダ以降、夜にカフェに出かける人々が減って商売があがったりになったのか、ここも、2003年秋に訪れた時は閉店していた。


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